【不妊治療】治療のきっかけ〜多嚢胞性卵巣症候群ってなに?
こんにちは、うちうちです。
この記事では、私が不妊治療を始めるに至ったきっかけと、不妊の原因(だと思われる)である「多嚢胞性卵巣症候群」について記載します。
- 通院のきっかけ
- 基礎体温が上がらない!
- 基礎体温の上がらないわけは…
- その後の経過
- 多嚢胞性卵巣症候群ってなに?
- 多嚢胞性卵巣症候群とは
- 不安に思ったら怖がらずに通院を
1. 通院のきっかけ
1. 基礎体温が上がらない!
2019年9月の結婚式、からの新婚旅行を終えたら、できるだけすぐに子どもが欲しいと思っていた私たち。
早速新婚旅行からの帰国後、基礎体温を測り始めました。
これまでは低用量ピルを服用していましたが、それもここで終わりです。
さぁ次の排卵日は10月の下旬くらいかな…と思っていたのですが。
11月になっても基礎体温が上がらず、はてこれは排卵していないのか?それとも基礎体温は上がっていないけど排卵したのか?
そういえば昔は生理不順、というか周期がものすごーーーく長く、90日くらいこない時もあったような・・・ピルの影響で生理も規則的にきていたため半分忘れていました。
もしかしてそれが何か悪さをしているのか?
そんなこんなで自分のいまの生理周期がどうなっているのかもよく分からず、とりあえず産婦人科のドアを叩くのでした。
2. 基礎体温の上がらないわけは…
11月ももうすぐ上旬を終えるという頃、生涯初めて産婦人科に行くこととなりました。
周りは妊婦さんだらけ…と思いきやそんなことはなく、意外といろんな人がいて安心した記憶が。
(思えば妊娠初期はお腹も目立たないので、妊婦さんに見えない人も多かったんだと思います)
そして診察。診察では、超音波の機械を使って膣の中から卵巣や子宮の状態をチェックします。
(平たく言うと、膣に器具を入れて中の様子を見ます。エコーで自分でも映像を見られますが、見てもよく分かりません)
こんな見ず知らずの人に足をおっ広げて中を見られるなんて…と言う羞恥心も束の間、抵抗する術なく診察を受けます。
そしてお医者さんが一言・・・「あ、これはまだ排卵していないですね」
えーーー?!?!?!?!?!
排卵って生理から2週間くらいでするもんじゃないっけ?排卵できなかったんじゃなくて「まだ」してないってどういうこと?
頭の中ははてなでいっぱいでしたが、
「多分これから2、3日の間に排卵すると思います。チェックしますのでその頃また来院してください。」
とお医者さんに言われ、とりあえず診察が終了しました。
3. その後の経過
2、3日後通院し、無事に自力で排卵したことを確認。
「基礎体温がずっと上がらないのはなぜ?」と言う疑問が解けました。
そしてその後何度か通院し、血液検査等必要な検査を行った結果、自分は「多嚢胞性卵巣症候群」の可能性が高いということがわかりました。
それを聞いた時はあまりショックもなく、もやもやが解けてよかったなあと言う気持ちでした。(呑気)
病名を聞いたときの自分の認識としては以下のような感じでした。(やはり呑気)
- 自分は人より排卵をするのに時間がかかる
- ゆえに、生理周期が人より長い。そして妊娠のチャンスも人より少ない
- でも、排卵すれば他の人と同じだけ妊娠の可能性はある
そしてここまで分かったところで、紹介状を書いてもらい不妊治療専門の病院に転院しました。
2. 多嚢胞性卵巣症候群ってなに?
1. 多嚢胞性卵巣症候群とは
多嚢胞性卵巣症候群とは、卵巣の中に卵胞がたくさんできるのですが、そのどれもが十分に成長せず、排卵に時間がかかるorなかなか排卵できないという排卵障害の一つです。
多嚢胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome、略してPCOSやPCOと呼ばれます)は、
1)月経が不順である
2)卵巣に小さな嚢胞(卵胞)がたくさんある
3)男性ホルモンが高くなるなどホルモン値のアンバランスがみられる、の3つが揃うと診断されます。
(日本内分泌学会HPより)
1)は問診にて、2)は超音波検査にて、3)は血液検査で診断が可能です。
他にも肥満気味、(男性ホルモンの影響で)毛深い、ニキビが多い等他の特徴も挙げられていますが、この辺りは当てはまらない人もいます。(私自身も肥満体質ではありません)
(その他多嚢胞性卵巣症候群の詳細については、産婦人科医院のHP等いくらでも探すと出てきますので、そちらをご参照ください。)
多嚢胞性卵巣症候群でも、自力で排卵できれば自然妊娠する人はいます。
また、妊娠には色々な要素が噛み合って初めて成立するものです(冒頭に不妊の原因を多嚢胞性卵巣症候群と断言しなかったのは、そのためです)。
私も「急がないなら治療せず自然に待ってもいいと思うよ」的なことをお医者さんから言われていましたが、自然妊娠しなかった時にもっと早く治療を始めていれば・・・と後悔したくないと思い、即治療に移りました。
2. 不安に思ったら怖がらずに通院を
多嚢胞性卵巣症候群は、生殖可能年齢の女性のうち約5-8%に見られる疾患のようです。
この数字意外と多いですよね。月経不順等、もしかして?と思うことがあったらすぐに通院することをおすすめします。
私も疑問に思ってすぐに病院に行ったため、早く不妊治療に着手することができました。
不妊治療は、とにかくスピード感が命だと思います。
結婚・出産は各々のタイミングがありますが、人間誰しも今が一番若い。
今からじゃ遅すぎる等考えず、まずはお医者さんに相談し行動に移していくことが大切だと考えます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。